まちの教室と学生の関係。

こんにちは。
しののい まちの教室、事務局の小口です。

まちの教室には8人の学生がスタッフや事務局、コーディネーターとしてかかわっています。

わたしもその中の学生のひとりです。

今までいろんな内容のブログが書かれてきましたが、学生の立場としての内容があまりないなぁ、と感じたので、
今回は学生の立場としてまちの教室への思いや気持ちを書いていこうと思います!



学生、いろんなこと考えてます。

いろんな人、ここに住む地域の人や働いている人たちと関わりたい。

大学以外でも学べることはあるんじゃないかな。

みんな同じ格好やお化粧をする就職活動はやりたくないなぁ。

もっといろんな働き方が知りたい。

しののい まちの教室は
社会やまちの人、働く人たちと
つながることができる場でもあります。

言い換えると、社会やチームの中で動くときのルールを一から教えてもらえる場でもあります。

いろんな大人がいて、みんなおもしろそうな働き方、生き方をしている。

そんな姿をみて自分はどんな人たちと、どこで、何がしたいのか、考えずにはいられなくなります。

しののい まちの教室、みんなの学びの場であると同時に、自分たちの学びの場になっています。

こんな場が広がっていけば、社会が学生にとってもっと近いものになっていくのだろうなと思います。

  

2013年12月13日 Posted by しののい まちの教室 at 17:00事務局日記

今月の授業テーマについて

こんにちは。
「しののい まちの教室」事務局の浅野です。


今月で今年度の授業も最後となりました。
今月12月の授業テーマは「場所づくりは、まちづくり」です。


さて、いきなりですが、「場所づくり」って何でしょう?
場所にも色々な所、形がありますね。
カフェ・学校・宿・ショップ・コワーキングスペースなど、人それぞれ、実に多様です。


そして「まちづくり」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
建築・都市計画・景観・福祉・地域活性化・ワークショップなど、これもまた多様です。
下の写真は篠ノ井の街ですが、ここにもたくさんの場所があり、コミュニティーとしての「まち」も多く存在します。



今月の午前・午後の2授業はその両方にアプローチしていく「考える」授業になります。


もともと「しののい まちの教室」は“暮らしとまちを考えるプロジェクト”である「Clasino Project」の1企画として始まっています。
“暮らしとまち”を考える上で篠ノ井にある場所やまちを活性化したいという想いがその根底にあります。


事務局としてこのプロジェクトに関わり、このまちに暮らす様々な人達に出会い、関わってきました。
今もって感じるのは実際の「場(建物)」としての「場」がどのような形であれ、そこに集まって来る人達はもちろんのこと、
そこを主宰する人が「場」だと考えた時点でそこは「場」として機能し始めるということです。
極論ですが、実際建物が無くても「場」は「場」だとも言ってしまえると思います。


そのような場所が地域にたくさんできてきて、それらが点で存在するのではなく、横との結びつきを強めた時に、
コミュニティーとしての「まち」がより強固なものになっていくのかもしれません。


場所の主として「○○屋さん」とか「○○店」という目に見えるものだけでなく、
その背後にあるその人自身の想いや肩書きに囚われない現代的な意味での百姓のような行動にこそ
「場所づくり」が「まちづくり」として始まるきっかけとなり得る可能性があるのだと信じています。


12月21日(土)の授業、午前・午後ともにまだ残席ございます!
今年度最後の授業となります。お申込みはお早目に。

ご参加のお申込みは以下の「しののい まちの教室」ホームページよりお願い致します。
http://shinonoitowncampus.net/










  


2013年12月06日 Posted by しののい まちの教室 at 17:01事務局日記

事務局日記vol.5 - しののい、クラシノ、まちの教室

ひ〜!寒い!
「しののい まちの教室」事務局の小林です。

なんと、今朝の最低気温は-1℃!今期一番の冷え込みだったようですね。
そしてあっという間に明後日からは12月。「秋って季節はない」と言われる長野ですが……(笑)
いよいよ本格的に冬に突入です!

さて、今回は「しののい まちの教室」をより知っていただくための3つのムービーをご紹介します。
これまでの授業に参加されたことがある方は見覚えがあるかもしれませんが、開場から授業開始までの間に放映しているものです。

しかも、制作メンバーのほとんどが現役の信州大学生・院生(本企画に関わってくれているスタッフ)なんです!

内容はそれぞれ、本企画の舞台となっている「篠ノ井」について、運営母体の「Clasino Project」(クラシノプロジェクト)について、そして「まちの教室」について。
篠ノ井という地域があって、そこで根付き生活する人がいて、Clasino Projectがはじまり、場づくりをしてきて、近くにある通明小学校の体育館をいただいて……こういった一連の出来事が力強い根を張っているからこそ「しののい まちの教室」は生まれたんですね。

Clasino Report 03「篠ノ井を西から東へ歩いて知る原風景」

https://vimeo.com/75683260

Clasino Report 04「Clasino Project 2013」

https://vimeo.com/76621692

Clasino Report 05「しののい まちの教室」

https://vimeo.com/80598781  

2013年11月29日 Posted by しののい まちの教室 at 17:00事務局日記

事務局日記vol.4 - 何か心に留まるものとは?



こんにちは。
「しののい まちの教室」事務局の浅野です。


先日カフェマゼコゼにて「しののい まちの教室」の7月午前「山暮らし まち暮らし」、9月午後「なにが見える?」、10月午後「支え合うまち 繋がるまち」の各授業を担当していただいた授業コーディネーターの小池雅久さんと「しののい まちの教室」のスタッフらで3授業の振り返り会を行ないました。


各授業の授業レポートはコチラから
→7月午前「山暮らし まち暮らし」 http://shinonoitcn.naganoblog.jp/e1310975.html 
→9月午後「なにが見える?」 http://shinonoitcn.naganoblog.jp/e1351720.html
→10月午後「支え合うまち 繋がるまち」 http://shinonoitcn.naganoblog.jp/e1372173.html


寒くなってきたので鍋を囲んで食べながら、ざっくばらんに授業コーディネーターと話し合う機会となりました。
振り返りの内容は3授業を引き受けられた理由、これからの「しののい まちの教室」、「学び」とは何かなどを在り方時間を忘れて話し合うほど盛り沢山でした。


まず3授業を引き受けられた理由。

小池さんのお話によく出てくる言葉。それは「山」「自然」「写真」「震災」。
今回の3授業ではその全てを網羅しましたが、小池さんは「現代にはたとえ意識の片隅にあったとしても、自分の意識を振り向けて研ぎ澄ましていないと感じられないものが多くなった。私たちは自然、山などを言葉として理解しすぎるがあまり、それらに近づかなくなってしまった。」と話されました。
小池さん自身長野に暮らし、その問題がはっきりと見えるようになったとのことでした。
何故関心が向かってしまったのか…そう話しながらも、自分が関心を持っていることを人に伝えていきたいと「共有すること」の重要性について強調されました。
また「普通の教育(学校教育)も大事ではあるが、そこに限界があるからこそ『しののい まちの教室』のようなものが出てきたのではないか」や「生まれ育った長野は好きだけど、東京に出ていかざるを得ないある種の劣等感もずっと気になっていた」とも。それをこの機会を通じて皆で考えて先々に繋げていきたいからという信念がそこにあったんですね。


次に「しののい まちの教室」の在り方。

「授業としては当日だけではあるが、当日だけになってしまいがちな繋がりを当日だけにしたくない。授業本番も大事だが、そこから先にどのようにして影響力を持っていくか、持続していくかという方がもっと大事だ」と話されました。
また「『しののい まちの教室』としてどんどんエネルギーが出ているのだから壁は突き破ってしまえば良い。小さくまとまることはない」とも。
そして「コーディネーター・スタッフ・受講者という区分けなく、授業の準備から『しののい まちの教室』ならもっと面白い。受講者の自主性や参加感の観点からもそうできるならそうした方がより良いのではないか」という提案も頂きました。
授業をしたことによって可能性も見えてきたので、情報を共有し、活かしていけるフィードバックの大切さが増してきています。
さらに受講者のアンケートでの回答にもありましたが、ワークショップを中心として授業をするなら1授業2時間は短いので、1日1授業でより中身の濃い授業にすることも検討してはどうかということも皆で議論しました。


最後に「学び」とは何か。

「本当の学びとは自主的に学ぶことで、現状に対して行き詰った時に噴出したエネルギーを発出するか否かというところに学びの壁がある。
それを超えていくことが必要。先生の言っていることを超えていくことを躊躇してはいけない。」ということから始まり、「受講者はもちろん、コーディネーター・事務局・スタッフも含めて学んでいることが重要だ」と指摘されました。
最終的に「授業で影響を受けて【何か心に留まるもの】が少しでも感じられるのならば自分で動いてみることから始めよう!」、「そのために『しののい まちの教室』が“どうあるべき”なのかが大事」と付け加えられたことが印象的でした。



小池さんが今されている活動の1つが以下にあります。
もしご関心お持ちの方は是非関わってみられてはいかがでしょうか?
「しののい まちの教室」以後の繋がりが見えてくるかもしれません。

小池さんのブログ→http://mazekoze.wordpress.com/2013/10/30/「時空間」/

ブログの内容に関してイベント(お手伝い)があります。
震災と原発事故で大切な家族を失いながらも避難されてきた木村さん一家が白馬村で冬を越し、
どのようにエネルギーのことと向き合うかを考える機会です。
内容は以下の通りです。

『深山の雪の冬支度』

冬期、「深山の雪」周辺は、2Mを越す雪が積もりますが、今回の冬支度作業は、主に、食堂ラウンジにロケットストーブ構造を利用した、ロケットストーブ型薪ストーブの制作設置作業を行います。

◆日時:11月23日(土)午前10時~ 適当な時間まで。
    11月24日(日)午前9時~ 適当な時間まで。
◆場所:「深山の雪」
    白馬村北城落倉14718-229 電話:090-3644-8722
◆持ち物:作業着 作業手袋(軍手など)
◆問い合わせ: 小池マサヒサ 携帯電話:090-8505-1280  


2013年11月22日 Posted by しののい まちの教室 at 17:00事務局日記

事務局日記vol.3 - たずねる、深める、つながる。

こんにちは。「しののい まちの教室」事務局の小林です。
秋を飛び越し、冬の入口にいるような篠ノ井。来週の授業の頃には里山の紅葉が楽しめるかもしれません。

そういえば、意外とみなさんにご紹介できていなかったのが授業後に行われている「懇親会」。
午前、午後の両授業の講師、コーディネーター、受講者(スタッフも)が一同に集まる交流の場です!




授業中はなかなか声をかけられなかった講師やコーディネーターに質問をしたり、じっくり話を聞く。
共通の問題意識を持っていたり、異分野の活動をしている他の受講者と出会う。
季節感たっぷりで地元の食材を使ったお料理を楽しむ。
「しののい まちの教室」について、より詳しく知ってみる。
などなど、楽しみ方はたくさん。





もしかすると「ここで出会った人と新しい活動をはじめました!」……なんてことが起きるかも。
そんなことがあったら「しののい まちの教室」としても応援させていただきますよ!


11月の懇親会には午前授業講師の濱本さん、午後授業講師の服部さん、お二人とも参加予定です。
豊かな暮らしをつくる出会いの場にゼヒご参加くださいね。


【懇親会】
日時:11/16(土)17:00〜
場所:まちの社交場 暮らしの道具 Orche
 住所:長野市篠ノ井布施高田846
参加費:2500円(1ドリンク付き)

【懇親会のお申込みについて】
授業申し込みフォームに「懇親会参加の有無」についての項目がございますので、
そちらからお申込みください。
※もし申し込み後に「参加」に変更をされたい方は事務局にお問い合わせください。
hello@shinonoitcn.net

  

2013年11月08日 Posted by しののい まちの教室 at 18:01事務局日記