《授業レポート》2013/09/21「考えるを考える」
「しののい まちの教室」スタッフの大沢芽衣です。

まちの教室も第5回目となる授業は、建築家でSuppose design office代表の谷尻誠さんをお迎えしました。
開場し参加者さんが入ってくるなり、谷尻さんの方から気さくに話しかけられていて、会場内は一気に和やかな空気に変わります。

常識に捕らわれない考え方
今日の授業のテーマは“考えるを考える”。
“なまえ”の先入観を取るというところから谷尻さんの話は始まりました。
コップというと、“飲み物を入れて飲む”だけの道具になってしまいますが、名前を取ると花瓶になったり、楽器になったりと様々な使い方が見えてくると谷尻さんは話します。
また、「世の中にあるモノは全部“そざい”」だと考えるといろいろなことができるようになるのだそう。道に落ちている草を模型に使ったり、葉っぱを額に入れてアートにしたり。
そのように常識に捕らわれない考えを持つことが、新たな発見をする第一歩だと感じました。

“考えるを考える”を体験する
谷尻さんからのレクチャーが一旦終わった所で、実際に参加者さんに考えるを考えてもらいました。
“考えるを考える”ことはモノを探すところから始まりました。篠ノ井のまちへ繰り出し、それぞれ思い思いのモノを探してきます。
集まってきたのは、道端に生えている雑草や、ガラクタ、ごみなど日常でよく目にするモノ。これらを前にして、参加者さん同士で話し合って意見を交換したり、谷尻さんにヒントをもらいながら、新しいモノのあり方を見つけていきます。
その後、それぞれのグループで発表してもらいました。割れたプラスチック板の凹凸を利用して絵を描いたり、瓦2枚を合わせて円筒にしてお香入れにしたり、ユニークな発想がたくさん挙げられました。また考える視点も、モノの成り立ちから共通点を考えたり、モノの影から見えてくる形を考えたりと様々です。お互いの発表を聞きながら、「こんな考え方もあるのか」をどんどん増やしていきました。

わくわくしてモノを見る
普段は気には留めないものも、フックがかかるような設定(丸いモノなど一つのことに焦点をあてる)をしてあげると見え方が変わってくる、と谷尻さん。
買ったばかりのカメラを持って被写体を探すときや、子供のころ何がおもちゃになるかガラクタを探すとき、意外なモノが素敵に見えた、という経験をしている人は多いと思います。そのようなときは、とてもわくわくして、何でもない日常がとても楽しいものに見えてきます。
谷尻さんの魅力は、そんなわくわくをいつも探しているところにあるのだと感じました。

授業中も参加者さんに混ざって意見を言ったり、一緒になって笑ったりと常に楽しそうにされていた谷尻さん。話を引き込むのも、面白い発想ができるのも、考えることの大切さをよく知っている谷尻さんだからこそできること。そんな谷尻さんの素敵な考え方を覗かせてもらえた2時間になりました。

まちの教室も第5回目となる授業は、建築家でSuppose design office代表の谷尻誠さんをお迎えしました。
開場し参加者さんが入ってくるなり、谷尻さんの方から気さくに話しかけられていて、会場内は一気に和やかな空気に変わります。
常識に捕らわれない考え方
今日の授業のテーマは“考えるを考える”。
“なまえ”の先入観を取るというところから谷尻さんの話は始まりました。
コップというと、“飲み物を入れて飲む”だけの道具になってしまいますが、名前を取ると花瓶になったり、楽器になったりと様々な使い方が見えてくると谷尻さんは話します。
また、「世の中にあるモノは全部“そざい”」だと考えるといろいろなことができるようになるのだそう。道に落ちている草を模型に使ったり、葉っぱを額に入れてアートにしたり。
そのように常識に捕らわれない考えを持つことが、新たな発見をする第一歩だと感じました。
“考えるを考える”を体験する
谷尻さんからのレクチャーが一旦終わった所で、実際に参加者さんに考えるを考えてもらいました。
“考えるを考える”ことはモノを探すところから始まりました。篠ノ井のまちへ繰り出し、それぞれ思い思いのモノを探してきます。
集まってきたのは、道端に生えている雑草や、ガラクタ、ごみなど日常でよく目にするモノ。これらを前にして、参加者さん同士で話し合って意見を交換したり、谷尻さんにヒントをもらいながら、新しいモノのあり方を見つけていきます。
その後、それぞれのグループで発表してもらいました。割れたプラスチック板の凹凸を利用して絵を描いたり、瓦2枚を合わせて円筒にしてお香入れにしたり、ユニークな発想がたくさん挙げられました。また考える視点も、モノの成り立ちから共通点を考えたり、モノの影から見えてくる形を考えたりと様々です。お互いの発表を聞きながら、「こんな考え方もあるのか」をどんどん増やしていきました。
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