《授業レポート》2013/10/19「支え合うまち つながるまち」

しののいまちの教室スタッフの清水です。

「支え合うまち つながるまち」では、災害支援ボランティアセンター”OPEN JAPAN”の共同代表を務める吉村誠司さんを講師としてお迎えし、災害ボランティア活動をして思う事や地域の住民同士のコミュニケーションについて話して頂きました。

《授業レポート》2013/10/19「支え合うまち つながるまち」

東日本大震災発生の翌日に、現地に到着した吉村さん。

「あ〜、この、なんだろうな〜、テレビじゃ伝わらない”匂い”?
 現場に行かないと分からない”匂い”。被災現場に着いて、その雰囲気を感じた」
そうおっしゃっていました。
目の前で消えていく命、もう少し早く来ていれば助ける事の出来た命。実際の光景を自分の目で見た人しか経験しない風景、思いを熱く語ってくれました。


いろんな形のボランティア
現場に入ればいろいろな手伝い方が出来る。
現地で実際に力仕事をするのはもちろん、ボランティアをしたい人を集めるボランティアや
安否リストを作ったり、救援物資を運んだり、
特技なんか無くても、「何でも聞きますよ」って、ただ寄り添って話を聞くことだって話す事
で不安を和らげてあげたり、
何でもボランティアになるんだと。

大切な事は、一人一人の出来る事を持ち寄ってみんなで助け合う事。
一人では出来なくても、それぞれの特技が組み合わさる事で大きな支援につながる。
何も出来ない。なんてことはないんだと。

《授業レポート》2013/10/19「支え合うまち つながるまち」

これまで・・・ではなく、これからを作っていく
災害の時だけではなく、自分の周りにも問題はある。
環境の変化や人口の減少で廃村になってしまったり、ニュースなどでは取り上げられない規模でも困っている人はいる。
災害などが無くても、「昨日寒かったけど、あそこのおっちゃん大丈夫だったかなぁ」と気にしてあげたり、逆にしてもらったり、
そんな些細なやりとりがつながり合って絆が生まれていく。
きっかけが来るのを待つのではなくて、自分から問題意識を持って行動する事がこれから先を作っていくんだよ。
聞くだけでも、安心感を与えたりこの先の繋がりが出来たりする。

《授業レポート》2013/10/19「支え合うまち つながるまち」

吉村さんは、「ぜひ、復興した東日本を観光に来てほしい。
大きな自然災害があったけど、今もこんなにがんばって、またみんなで暮らせるまちに戻ったよ」と、多くの人に見てもらいたいし知ってもらいたいと。

僕も実際に東日本へ、足を運びたくなりました。

《授業レポート》2013/10/19「支え合うまち つながるまち」



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2013年10月21日 Posted byしののい まちの教室 at 06:50 │これまでの授業レポート