12月21日の授業をもちまして、
2013 しののい まちの教室のカリキュラムがすべて無事終了いたしました。
今年7月、 しののい まちの教室が開講。
会場となった畑の青々としたりんごの木は、
収穫の時を経て今は枝に雪が積もり、
まち行く人の服装は半袖からコートへと季節が移っていきました。
ご参加いただきました皆さん、講師の皆さん、コーディネーターの皆さん、
スポンサーの皆さん、機材提供してくださった企業様、
そして企画運営を手伝ってくれたスタッフの皆さん。
たくさんのお力添えをいただき心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
皆様へのごあいさつにつづき、
思いつくままにこの一年間を振り返ってみたいと思います。
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「篠ノ井の賑わいを通じて、まちと暮らしを考える」
「篠ノ井での人と人との出会いを通じて、暮らしとまちを楽しくする」
これは運営母体となるClasino projectのコンセプトです。
この想いを実現すべく「しののいまちの教室」がスタート。
昨年の12月27日にClasino Project theme 003として「しののいまちの教室」の企画を発表。
それを支える力強いメンバーが集結し、スタッフとして運営をサポートしてくれました。
縁もゆかりもない土地にもかかわらず、事務局員として「参加します!」と手を挙げてくれた
小林くん、浅野くん。(よくがんばりましたね◎)
「Orche」の改修から関わってくれた荻原くん、清水くん、白石くん、福田くんの信州大学生4人。
そこに同じく信州大学の大沢さん、小口さん、平嶋さん、松山さんの4人の多才な女子が参加。
さらに、社会人として様々なプロジェクトの企画・監修の経験のある瀧内くんや宮下さんが加わり、
あとは学長と事務局長。全員で14名。個性豊かなメンバーが揃いました。
授業を受け持ち、各分野のスペシャリストと しののい を繋いでくださったのが
4名のコーディネーターのみなさんです。
飯室さん、小池さん、岡澤さん、瀧内くんの存在なくしてまちの教室は成り立ちませんでした。
素敵な講師の方々を北は盛岡、山形、南は広島、瀬戸内からお迎えすることができました。
学生コーディネーターの白石くん、福田くんは「どうしてもお会いたい人」服部さん、谷尻さんとの授業が実現し、
夢が叶ってよかったね。
*各授業のレポートはこちら↓
http://shinonoitcn.naganoblog.jp/c58712.html
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まちの教室はその名の通り、しののい の様々な場所で授業を開催し
学びの輪をひろげることに挑戦しました。
しののい を眼下に見る茶臼山の裾にある恐竜りんご園。とっても気持ちがいい眺めでした。
小学校の体育館の床板を移設した旧銀行の建物Orche。
昭和初期に建てられた2階建ての元料亭の離れ 福住。
銭湯の想いを引継ぐまちの語らいの場 丸十。
しののいを一望できる まちのランドマーク前田製作所ビル。
普段入ることができない社員食堂をお借りしました。
かつて子供相撲が開催されていた、まちの鎮守の杜 幣川神社。
大きなケヤキから生きる力を学びました。
pop-up storeとして3日間限定で「ten」を開店した駅前通り突き当りのくまさんが目印の小さなお店。
まちの一角にかわいい花が咲きました。
1400年前から祈りの場所心の拠り所として地域に親しまれている「長谷のおかんのんさん」こと、長谷寺。
近くにあるのに行ったことがない場所、入ったことがない場所で授業をすることはとてもワクワクします。
それぞれの場所が土地の暮らしや歴史に密接し、
それぞれに物語があることを学びました。
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全12授業に、延273名の皆さんにご参加いただき、
近くの方、遠くからの方と素敵な出会いがありました。
懇親会パーティーは参加者をつなぐ貴重な時間となり、毎回刺激的で楽しいお話ができました。
なかでも、参加者された方同士がグループを作り、
信州の全村35ヶ所をめぐるプロジェクトがスタートしたと聞き、
本当にうれしくおもいます。
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お楽しみ企画としてレクリエーションも開催しました。
カッティングボードや木匙作りのワークショップ。
みんなで大きな絵を書いたり。
「翼をください」を合唱しました。
そうそう篠ノ井祇園祭や恵比寿講におでん屋さんも出店しました。
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正直、昨年の今頃は「ほんとにできるのかな?」との不安もありました。
迷い、悩み、前進したり、後ろにさがったり。
皆で夢中でやってきた一年でした。
「参加するすべての方に楽しんでかえっていただく」
それだけを目標に常に問いかけながら活動してきたように思います。
しののい まちの教室で学んだことはたくさんありますが、
すべてを終えて強く感じることがあります。
ふるさとの未来は、自分達でつくっていく。
そして、それを真剣に考えている仲間が日本中にいる。
関わる人、参加された人と共に
心に残る学びや出会いがありました。
多くの方に支えて頂いたからこそ
ここまで来れたと、感謝の気持ちでいっぱいです。
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さて最後になりますが、
しののいまちの教室に関わったすべての皆様に
あらためて御礼を申し上げますと共に
皆様の益々の御発展と御健勝を心より祈念しております。
本当に貴重な機会をありがとうございました。
また、しののい でお会いしましょう!!
しののいまちの教室
学長 久保田 清絵 事務局長 久保田 盛雄