【お知らせ】これからの「まちの教室」

こちらは2013年7月から12月まで開催された「しののい まちの教室」のブログです。
2014年以降の開催についてはこちらをご覧ください。

まちの教室

  

2014年04月28日 Posted by しののい まちの教室 at 12:35お知らせ

「2013 しののいまちの教室」を終えて

12月21日の授業をもちまして、
2013 しののい まちの教室のカリキュラムがすべて無事終了いたしました。

今年7月、 しののい まちの教室が開講。
会場となった畑の青々としたりんごの木は、
収穫の時を経て今は枝に雪が積もり、
まち行く人の服装は半袖からコートへと季節が移っていきました。

ご参加いただきました皆さん、講師の皆さん、コーディネーターの皆さん、
スポンサーの皆さん、機材提供してくださった企業様、
そして企画運営を手伝ってくれたスタッフの皆さん。
たくさんのお力添えをいただき心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。


皆様へのごあいさつにつづき、
思いつくままにこの一年間を振り返ってみたいと思います。

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「篠ノ井の賑わいを通じて、まちと暮らしを考える」
「篠ノ井での人と人との出会いを通じて、暮らしとまちを楽しくする」

これは運営母体となるClasino projectのコンセプトです。
この想いを実現すべく「しののいまちの教室」がスタート。

昨年の12月27日にClasino Project theme 003として「しののいまちの教室」の企画を発表。
それを支える力強いメンバーが集結し、スタッフとして運営をサポートしてくれました。

縁もゆかりもない土地にもかかわらず、事務局員として「参加します!」と手を挙げてくれた
小林くん、浅野くん。(よくがんばりましたね◎)


「Orche」の改修から関わってくれた荻原くん、清水くん、白石くん、福田くんの信州大学生4人。
そこに同じく信州大学の大沢さん、小口さん、平嶋さん、松山さんの4人の多才な女子が参加。

さらに、社会人として様々なプロジェクトの企画・監修の経験のある瀧内くんや宮下さんが加わり、
あとは学長と事務局長。全員で14名。個性豊かなメンバーが揃いました。

授業を受け持ち、各分野のスペシャリストと しののい を繋いでくださったのが
4名のコーディネーターのみなさんです。
飯室さん、小池さん、岡澤さん、瀧内くんの存在なくしてまちの教室は成り立ちませんでした。
素敵な講師の方々を北は盛岡、山形、南は広島、瀬戸内からお迎えすることができました。
学生コーディネーターの白石くん、福田くんは「どうしてもお会いたい人」服部さん、谷尻さんとの授業が実現し、
夢が叶ってよかったね。

*各授業のレポートはこちら↓
http://shinonoitcn.naganoblog.jp/c58712.html

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まちの教室はその名の通り、しののい の様々な場所で授業を開催し
学びの輪をひろげることに挑戦しました。

しののい を眼下に見る茶臼山の裾にある恐竜りんご園。とっても気持ちがいい眺めでした。


小学校の体育館の床板を移設した旧銀行の建物Orche。


昭和初期に建てられた2階建ての元料亭の離れ 福住。


銭湯の想いを引継ぐまちの語らいの場 丸十。


しののいを一望できる まちのランドマーク前田製作所ビル。
普段入ることができない社員食堂をお借りしました。


かつて子供相撲が開催されていた、まちの鎮守の杜 幣川神社。
大きなケヤキから生きる力を学びました。


pop-up storeとして3日間限定で「ten」を開店した駅前通り突き当りのくまさんが目印の小さなお店。
まちの一角にかわいい花が咲きました。


1400年前から祈りの場所心の拠り所として地域に親しまれている「長谷のおかんのんさん」こと、長谷寺。

近くにあるのに行ったことがない場所、入ったことがない場所で授業をすることはとてもワクワクします。
それぞれの場所が土地の暮らしや歴史に密接し、
それぞれに物語があることを学びました。

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全12授業に、延273名の皆さんにご参加いただき、
近くの方、遠くからの方と素敵な出会いがありました。
懇親会パーティーは参加者をつなぐ貴重な時間となり、毎回刺激的で楽しいお話ができました。


なかでも、参加者された方同士がグループを作り、
信州の全村35ヶ所をめぐるプロジェクトがスタートしたと聞き、
本当にうれしくおもいます。

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お楽しみ企画としてレクリエーションも開催しました。


カッティングボードや木匙作りのワークショップ。


みんなで大きな絵を書いたり。


「翼をください」を合唱しました。

そうそう篠ノ井祇園祭や恵比寿講におでん屋さんも出店しました。



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正直、昨年の今頃は「ほんとにできるのかな?」との不安もありました。
迷い、悩み、前進したり、後ろにさがったり。
皆で夢中でやってきた一年でした。
「参加するすべての方に楽しんでかえっていただく」
それだけを目標に常に問いかけながら活動してきたように思います。

しののい まちの教室で学んだことはたくさんありますが、
すべてを終えて強く感じることがあります。

ふるさとの未来は、自分達でつくっていく。
そして、それを真剣に考えている仲間が日本中にいる。

関わる人、参加された人と共に
心に残る学びや出会いがありました。
多くの方に支えて頂いたからこそ
ここまで来れたと、感謝の気持ちでいっぱいです。

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さて最後になりますが、
しののいまちの教室に関わったすべての皆様に
あらためて御礼を申し上げますと共に
皆様の益々の御発展と御健勝を心より祈念しております。

本当に貴重な機会をありがとうございました。


また、しののい でお会いしましょう!!


しののいまちの教室
学長 久保田 清絵 事務局長 久保田 盛雄  

2013年12月29日 Posted by しののい まちの教室 at 20:12お知らせ

12月午後授業店長にっき。「tenをふりかえって」


こんにちは。
ten長のヒラシマです。

12月20日から22日までオープンしていた、本と人とまちのつながりがゆるやかに始まる場所「ten」。
場づくりというものを実践的に学ぶためにはじまったお店の企画は一昨日で終わり、あの場所には初めて訪れたときとあまり変わらない姿があるだけです。

その姿をみると、「ホントに自分たちはお店をつくったのだろうか」とtenでのできごとをすこし信じられない気持ちになります。

今日のブログは、tenをふりかえってお店づくりについて思ったことを書きたいと思います。


私にとってお店づくりはもちろん、何かの「場」をつくることは初めての経験。
何から始めたらいいのか、何をすればいいのか全くわかんない状態。
「お店をつくりたい」
と一言にいっても、やらなければならないことはたくさんあるものですが、この企画が始まったときはそのやらなければならないことすらわからない状態でした。

でもお店の方向性が決まったり、何を置くのかを考えたり、お店のイベントが決まったりしていくにつれて、やらなければいけないことは見たくなくても見えてきました。
「このお店で何をしたいのか」「どんな目的でするのか」「それにはなにが必要か」などを問われるたびに、ぐるぐるぐるぐる考える日々。
頭がいたくなるまで考えて、時には机の下でいじけたりして、「もう無理!」って泣きそうになって、そこでやっとうまれたキーワードに喜ぶ。そしてまた考える。
そのくり返しで、tenはできてきたように思います。






コンセプトが決まったからといって、すぐにお店はできません。
ハコとなる場所を見つけなければならないし、お店というからにはお金の問題もつきものです。
場所を借りるための家賃、光熱費、備品…
こうした経費をちゃんと売り上げでまわしていくには、それなりの人がきて商品を買ってもらわなければいけません。
またお店のコンセプトにあった物の配置やオペレーションの仕方や広報の仕方などを意識する必要がありました。
お店の準備は自分が想像していたよりももっと細かい準備が必要で、軸がないとぶれてしまうということがよくわかりました。

お店がオープンするまでどたばたの日々でしたが、お店ができてからはもう止めることのできない時間をただ受け止める感じでした。

イベントがあったり、授業があったり、目の前では工事が行われていたり、雪が降ったり、雨が降ったり…もりもり盛りだくさんだったten。
3日間とは思えない濃さで、「場づくり」について教えてもらったような気がします。
8月、12月とまちの教室の授業スタッフだった私。ここ4ヶ月ほど「場所」について学んできました。
8月にはたくさんの場所を持つ人たちにお会いして、場所を持つにあたっての悩みや決意、率先してやっていることなどを聞いてきました。
そのなかで思ったのは、場所をもつっていいなと思う反面、めんどくさいな、ということでした。
人とのつながりと聞くと、いいことのように聞こえましたがその裏にある努力というのは果てしないものだったからです。
正直、そういう努力ってできればしたくないなと思っていました。だから場所は持ちたくない。
お店にきた人に観光情報を提供したり、イベントを企画したり、街との交流を考えたり。
自分にはできないと思いました。

でも実際お店をつくることになって、お店ができてから一日中ぼうっとお店番をしていると、なんとなくですがなぜ場所をもつ人たちがあんなことをするのか分かってきました。

tenにたくさん人が来てほしい。だから、イベントの企画をしました。最初に会った時よりも仲良くなれた人たち、イベントを通じて知り合いになれた人たちがたくさんいました。
私が一人でお店番をしているとき、一人の高校生がきました。
その子は授業まですこし時間があるので時間を過ごせることってないですか、と聞いてきました。
私はタブロイドの「てくてくマップ」を紹介しました。
一人の女性の方とは、これからの将来のことや自分の性格のこと、生い立ちなどを話しました。そして今度のイベントに行こう、と誘うことができました。
専務の息子ちゃんたちがきて、ペットボトルで遊びました。
お茶を飲みながらおばあちゃんとまちの教室のこと、萩原さんの活動について話しました。
自分の高校の後輩と出会うことができました。

tenで起きる一つ一つのできごと、一つ一つの会話が全部楽しくて、来てくれる人たちがすこしでもゆっくりできたり、楽しかったなって思ってくれること、「ありがとう」っていってくれること「ここ落ち着く。ずっとやればいいのに」と言われることが本当にうれしかったです。

そう思ったとき、ようやく8月授業で聞いてきたこととつながったような気がしました。
こういうことがしたくてあの人たちは場所を持って、持ち続けているかもしれないなと思いました。
来てくれた人に喜んでほしい、ゆっくりしていってほしい。
3日間という短い期間でしたが、場所をもつことをめんどくさいと思わなくなっていました(まだまだ何も知らないんですが)。むしろ楽しくて、ずっとここでお店番をしていたい、そんな気持ちになりました。

「いかに商品を売らないかを考えていた」
授業終了後、萩原さんがあるスタッフと話していたときに聞いた言葉です。
お店がある程度知られるようになると、お店の人と何も話さずに商品だけ買って帰ってしまう人が出てきてこれじゃいけないと思ったそうです。「商品はお客さんと話すツールにしかすぎない。お客さんと話さないと意味がない。」
その言葉を聞いて、本当にそうだと思いました。


今回、tenをつくるなかで思ったこと、感じたことは想像以上に学びの多いものでした。
お店や接客といわれるようなサービス業はまったく向いていない、したくもないと思っていた自分がまさかお店が好きになるなんて思ってもみませんでした。
「お店っておもしろいんだよ」といっていた、瀧内さんの言葉が浮かびました。

いまあの場所にtenはありませんが、3日間あの場所でお店ができたこと、すこしでも本と人、街とつながれたこと、そのつながりの始まる場所であれたことを本当にうれしく思います。
くじ引きできまった店長でしたが、この役割につけてとっても楽しかったです。

検品や精算、その他もろもろのことはまだありますが、とりあえず3日間ポップアップストtenは営業終了です。

来ていただいたみなさん、ありがとうございました。
そして、お店を建てるにあたって協力してくださったみなさま、ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています!
  

2013年12月25日 Posted by しののい まちの教室 at 19:00授業について

12月午後授業 授業レポート「プロジェクトから場所を考える」12月午後授業レポート12

しののいまちの教室スタッフの福田です。

全12回にわたって「場の継続」についてのレポートをしていく第12回目。
今回は2013年最後となる12月21日の午後に行われた授業の内容をレポートします。

デザインディレクターとしてさまざまなプロジェクトを進めている萩原修さんをお招きして、プロジェクトと場の関係性、地域と場のつながりについてお話していただきました。



前半は萩原さんのこれまでの生い立ちや、プロジェクト、仕事のスタンスなどを教えていただきました。
人見知りだという萩原さん。でも人見知りは周りに知っている人がいないと生きづらいから、逆に知り合いをいっぱいつくらなければいけないと話します。
知り合いになるために話をしてその延長線上で仕事やプロジェクトが生まれていく、萩原さんのやりたい仕事のスタンスを生みやすいぴったりな性格だと思いました。



作物のようにプロジェクトを育てる
自分ごととしてのプロジェクトがしたい。そう話す萩原さんの大事にしてきたのが「プロジェクトファーム」という形。
やりたいと言う人だけが集まり、同じ方向を目指し、作物を育てるようにゆっくりと着実にプロジェクトを育てていく感覚で進めているそう。
今およそ20個のプロジェクトが同時進行しているという萩原さん。一つひとつ仕事を片付けていくのではなく、プロジェクトファームという形で進めているからこそ、そういう状態になったのかなと思いました。



商品を買いに来ないでほしい店
萩原さんはいくつか場をつくられているのですが、店舗という形が多いと思います。その理由は、お金を稼げるからではなく、人が集まる場、誰でもはいれる開かれた場をつくりたいと考えた結果だと言います。
置いてある商品はあくまで話のネタであったり、その場を広告するためのものであって、買ってもらわなくてもいい。それよりも、店員さんと話をはずませ、新しい何かと出会ってもらい、また来るね!と言ってもらえる場であってほしい。
そういう想いで出来たのが、僕も先日お邪魔した「つくし文具店」や「国立本店」、「西荻紙店」などの場なのかなと思い、今回スタッフでつくったお店「ten」で店番をしてみて同じような気持ちになったこともあったので、より親近感が湧いてきました。


地域とのつながりと場の継続
人や場と地域のつながりについては、前の職場を出て10年ほど意識して活動してきた萩原さんでも、最近ようやく何かわかったような気がする程度だと言います。
それほど時間をかけないといけないテーマであるからこそ、地域とつながるための場や企画を継続させていくことは重要なんだなと思いました。
東京にしがわ大学の話では、継続していく方法として

● 新しい人が入ってこられる環境をつくること
● 誰でもやっていける仕組みにすること
● 続けていく覚悟がある人が1人は絶対いること

などが出てきました。
ゆっくり気長に待てる人や大きい受け皿でどんどん更新して行ける団体が地域に入っていくにはぴったりなのかなと思いました。


話を聞いているうちに萩原さんのゆったりとした雰囲気とプロジェクトへの想いがリンクしていき、”自然体”という言葉が浮かんできました。
全部自分のこととして、自分のやりたいこと、楽しいことを織り交ぜつつプロジェクトを進めていく姿勢があるから、無理をしている感じがない。そんな萩原さんだから、いろんな人が安心して関わっていけるプロジェクトがつくっていけるんじゃないかと感じました。



最後の集合写真では、萩原さんとじゃんけんをして負けた人が一番前の列に座るという、萩原さん流の方法で整列して恒例の「しののい~!」の掛け声でぱしゃり!
楽しく授業を終えることができました!  

2013年12月23日 Posted by しののい まちの教室 at 18:26これまでの授業レポート

12月午前授業「お寺に駆け込もう」授業レポート

こんにちは。
「しののい まちの教室」スタッフの浅野です。


今回は今月21日に行われました12月午前授業「お寺に駆け込もう」の授業内容をレポートでご紹介します。


レポートに入る前に、問題提起を1つ。
皆さん、日本全国には皆さんにもよく行くという方がいらっしゃるコンビニの数よりもお寺の数の方が多いんです!
考えてみると実はこれは驚くべきことです。


授業には『ひとなみ』を主宰する行政書士の勝桂子さんをお呼びして“私たちがお寺とどう関わっていけば良いか”ということを中心に考えました。
今回の授業会場は当授業の授業コーディネーター岡澤慶澄さんがご住職を務める長谷寺でした。


参加者は学生さん、公務員(役所)、ご住職、宗教に詳しい方、会社経営者など多岐に渡っていました。


まず最初に授業当日までにその準備として篠ノ井地域にあるお寺55か寺にアンケートを取って、その回答をもとにして授業を進めていきましたが、
なんと55通のうち8通も返信があったのです。


とあるお寺ではやはり檀信徒以外の参拝は諸手を挙げて歓迎というところまではできないという意見もありました。
防犯や受入体制なども理由として挙げられていました。
一方でそのお寺が「どのような形で地域に開かれているか」を
写真を同封するなどしてまでその内容をお伝え下さいました。
座禅会や写経会、縁日やコンサートを行うお寺もあるようです。


アンケートの内容をご紹介いただいたら、いよいよマッピング作業開始です。


参加者にグループごとに分かれてもらった後、事前に用意した地域マップにお寺の位置とアンケートに基づいた情報を書き込んでいってもらいました。
その結果、たとえ興味深いイベントを開催していたとしても遠くに住んでいる人はもちろんのこと、近くに住んでいる人でさえ、そのイベントの存在を知らなかったり、
知っていても縁遠いものだと思ってしまっているという言葉がちらほら出ていたりしました。

昔から地域の要でありアジール=聖域として○○寺おいう呼ばれ方もしたお寺。
今もその役割があって然るべきなのに、いつの間に葬祭と盆正月にしか行かない存在だと思っている人も増えてきてしまいました。
いつもは意識の外にある場所。でも全ての人にとってその地域のことを昔から知っているお寺が行うイベントであり、その場所そのものが
非常に可能性を秘めた存在だということが東日本大震災などを機に「絆」という名のもと、見直されつつあります。


「もっとマッピングのピンを増やしたいけれども、どうしたら良いのか皆と考えたい」
講師の勝さんの気迫が伝わってきました。


そもそもどうしてお寺の可能性が見直されてきたかということですが、
日本の産業構造や日本人の価値観の変化に時代の要請が追いついてきたということが授業を通じて指摘されました。


日本が高度経済成長期を経て成熟期、そして人口減少時代を迎える中で緩やかに後退局面を迎える中で、
競争激化による国内産業の空洞化やブラック企業の存在をはじめとする仕事を取り巻く環境の悪化、
さらに幸福感や「社会に適合する人、不適合な人」というレッテルの存在が
「これは何かが違うのではないか…」と気づかせる人を増やしてきた原因となってきました。


社会やそこでの競争という名のレースで不本意ながらついていけなかった人は果たしてどうすれば良いのか。
自死率が以前高水準にある日本でその人たちのセーフティーネットとしてもお寺は大きな可能性を秘めているのです。


後半ではグループで討議の時間を取りました。
日頃考えないからこそ、参加者同士立場関係なく率直な意見を交換できたようでした。




その中で出てきた意見として、
1、「お寺に期待することとして悩みを持ったときに相談しに行けたらと思う。」
2、「自分の心と向き合う。心を解き放ちたい。目に見えない力。」
3。「絆が欲しい。」
4、「日常的に何かを知らしめる何か。写経など。」
5、「お寺に行って人との繋がりを求めたい。お寺の周りにいる人たちが関心を持ち合って話しかけ合えるように。」
6、「コミュニティーにあった地縁的な繋がりが公共サービスという名の下に繋がりが希薄化してきた。」
というような内容が発表されました。


最後に締め括りとして、
「生きテク」
「まちの駅」
これら2つの可能性について勝さんから指摘•提案がありました。


生きテクは自死を選んだ人たちが死にきれずそのときの思いを綴った文がまとめてあるもので、
「インターネット上には自死の方法は多く見受けられるのに生きる方法は少ないじゃないか」という
発想で講師のお知り合いのオキタリュウイチさんが代表を務めるメディアのことでした。
生きテクのホームページのアドレス
http://ikiteku.net/

まちの駅は道の駅が街にあるように街中で気軽に街の人たちと交流できるところのことです。
「自由に使えるトイレがある」「常駐者がいる」「お茶が飲める」といった条件で、
お寺や地域の要となる場所を登録してもらうことで地域の力を底上げしていける可能性を秘めています。
まちの駅のホームページのアドレス
http://www.machinoeki.com/

この「しののい まちの教室」でお寺の可能性について考えることで、
もう何かが始まる、始められるのではないかという予感がしました。
  


2013年12月23日 Posted by しののい まちの教室 at 00:29これまでの授業レポート

12月午後授業店長にっき。「ついにten完成!」

こんにちは。
ten店長のヒラシマです。

みなさんがブログを見るころは、もう朝でしょうか。
ただいま夜中の3じ。
さっきまで、tenオープンに向けての作業をしていました。

作業開始の9時から作業終了の2時まで、12月午後授業スタッフ総出でがんばりました。
その様子をご紹介したいと思います。

12月19日 9:00

眠い。
前日、夜中の4時に解散した私たちは、ちょっとくらくらしながら作業を進めました。

まずはお店の床そうじから。
日焼けした皮膚をぺりぺりとるのよりもはるかに体力のいる床はがし。


きれいにはがせた時の快感ったらありません。
地道に、時には大胆に床をはがし、いい感じの床になりました。


床がきれいになったらかべを拭いたり、窓をふいたり、床をはいたり…蓄積されたホコリたちをとっていきます。
するとひょっこり専務の息子さんであるカイジくんが登場。お店の掃除を手伝ってくれることに。
そしてなんと、カイジくんの好きな本も持ってきてくれることになりました。(何の本かはおたのしみ。)

ホコリをとると今度はお店に欠かせない棚や机を運び込みます。
Orcheの二階にあるイスやボックスなんかもおろして、並べてだんだんお店っぽくなってきました。


(レイアウトを考えるふくちゃん)




お昼ごはんを食べてからはいったん作業を中止して、それぞれの用事へ。
再び全員が集まったのは、夜の20:30すぎ。
瀧内さんと、学生コーディネーターの白石雄大さんの大量の本がtenへ運び込まれてきました。
ひとつひとつの本に、名前が書かれた栞をはさみ、整理していきます。

そして今回の最大の難関である、「本をどう並べるか」という問題に立ち向かわねばならぬ時がきました。

どんな風に並べれば、来てくれた人に興味を持ってもらえるのか。
どうすれば、tenのコンセプトである「本と人と、まちのつながりがゆるやかに始まる場所」を演出できるのか。

いざ本を目の前にすると、どうしたらいいかわからなくなって、作業がとまってしまうことも。
tenのコンセプトを考えたときのこと、まちの教室の授業のことをぐるぐる考えて考えて…

何周もして立ち戻ってきたのは、やっぱりお店のコンセプトである、
「まちの教室の授業に関連した本、そこからさらにいろいろな方向へと興味を広げてくれる本たち。」

答えはそこにあったのに、という感じでレイアウトが決まり、具体的にどう表現するのかを相談して、いよいよ本を棚にいれていきます。
からん、としていた棚がどんどん埋まっていくというのはなかなかの快感で、すべての本がきれいに入りきったときは、思わずにやり。

私たちが作業をしている間、瀧内さんがもくもくと並べていた西荻紙店、つくし文具店の商品と、たくさん本の入った棚がお店の外から見えると、なんだかいい感じです。

あとはtenにまつわる商品を並べるだけ。
瀧内さんとわたしがみつけてきた、お皿やコップ、ボタンやフェルトボール。
まながつくったポップアップカード。
どれも、「ten」をテーマに集められたものばかり。
「なんでこれ、tenなんだろう」なんて考えながら、お買いものしていただけると嬉しいです。


最後に商品に値段をつけて、今日の作業は終了です。
瀧内さんのinstagramにはこんなすてきな写真が。


日が落ちてからの雰囲気が、またさらにtenの良さを引き出しています。

今日、作業をしている間たくさんの方が応援に来てくださって、そして差し入れまでくださって、本当にうれしかったです。
「すごいじゃん」「がんばってるね」って言ってもらえるだけで、笑顔になれました。
コーヒーもみかんも、ロールケーキもおいしくいただきました。ありがとうございました。

みなさんの支えがあってついに明日、tenオープンです。
11:00~18:00まで営業しています。
詳しい場所についてはこちらをお読みいただけるとわかりやすいかと思います。
できるだけたくさんの方に来ていただけたら嬉しいです。


そして忘れてはいけない、tenイベント【恋愛のはなし×脳科学】
まだすこし空きがあります!

恋愛のはなし×脳科学
性別や年代、国をも越えて盛り上がる恋愛のはなしを脳科学の目線からみる恋愛講座「恋愛のはなし×脳科学」を開催。「チョコを食べると恋のスイッチが入りやすい」「好きな人とチーズフォンデュを食べろ」など恋愛必勝法などもご紹介。講師は信州大学准教授、有路憲一さん。普段は聞けない、恋愛のあれこれを聞きに、語りにきませんか?

日時:2013年12月20日(金)18:30~20:30
参加費:500円
定員:10人

講師:有路憲一
信州大学 准教授。専門は、認知神経科学、神経教育学、言語教育。
大学では『感覚で攻める英文法ゼミ〜覚える英文法から感じる英文法へ〜』『「考える」ゼミ』『脳の不思議を探る』などの授業を開講。現在、松本市や塩尻市を中心に、人や教育、つながりや食、場所などをキーワードに様々な活動を展開している。

申し込みはこちらから。


では、みなさんのおこしをお待ちしています!
明日もすこし天気が悪いようです。あたたかくしてお越しください。  

2013年12月20日 Posted by しののい まちの教室 at 09:00授業について

授業準備の様子は・・・/12月午後授業レポート11

しののい まちの教室 12月午後授業「プロジェクトから場所を考える」授業コーディネーターの瀧内です。
全12回にわたって「場の継続」についてのレポートをしていく第11回目。授業前最後の今回は準備の様子についてお伝えします。

このブログを書いているのは19日の深夜1時。
事務局、担当スタッフ、授業準備から発生した企画であるポップアップストアの店長となるスタッフの3人が、
うちの事務所に集まり、まだまだ作業しています。


まずは明日20日から始まるお店の準備。
残っている作業としては、紹介する本について伝えるポップやそこに記載するテキスト。
授業コーディネーターから本を借りるので、その本のリストづくりやしおりの挟み込み。
備品リストをつくったり、レイアウトについての検討も。
ショップオリジナル商品の作成も同時進行しています。

メインイベントとなる授業に関しては、
会場のレイアウトをはじめ、配布資料、当日のスライドなど。
そして全体として、お店を営業しながらの授業となるので、
スタッフが混乱しないよう、かつその場で判断ができるようにすべてのスタッフの動きがわかりやすく書かれた一覧表・・・

などと、佳境を迎えている時期とは言え、まだまだ作業は果てしなく(笑)
学生は本来の学業と両立しながらの作業なので、なかなか大変です。

あ!ひとり寝ようとしている!(笑)

もちろん、こんな深い時間なので、こんなテンションにもなります。


毎回の授業を、楽しく授業づくりをしているしののい まちの教室、2013年最後の授業。
午前午後ともに多少ですが、席に空きがあります。直前のお申し込み、お待ちしています。

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しののい まちの教室 12月授業「場所づくりはまちづくり」

12月午前授業「お寺に駆け込もう」

開催日時:2013年12月21日(土)10:00〜
(開場9:30、授業は2時間程度を予定しています)
募集人数:35名(要予約)
参加費:1000円
会場:金峯山 長谷寺
 住所:〒388-8014 長野県長野市篠ノ井塩崎878
 (最寄り駅:稲荷山駅から徒歩15分)
 (駐車場もございます。)
  >>>詳しくはこちら
(授業コーディネーター:岡澤慶澄)

※授業内容は予告なく変更される場合がございます。
>>>授業のお申込みはこちらから!


午後授業「プロジェクトから場所を考える」

開催日時:2013年12月21日(土)14:00〜
(開場13:30、授業は2時間程度を予定しています)
講師:萩原修(デザインディレクター)
募集人数:35名(要予約)
参加費:1000円
会場:まちの社交場 暮らしの道具 Orche 2F(長野市篠ノ井布施高田846)

※ 授業内容は予告なく変更される場合がございます。
※準備の様子はFacebookイベントページでもお伝えしています!

>>>お申し込みはこちらから  

2013年12月19日 Posted by しののい まちの教室 at 17:00授業について

ポップアップストア「ten」の場所と営業時間について

ブログなどでお伝えしているポップアップストア「ten」。
場所などがわかりづらいというご指摘をいただきましたので、あらためて。

今週末21日(土)のしののい まちの教室12月午後授業に連動して、スタッフが場所をつくってみるという試みとしてはじまった、お店づくり。
授業日を挟んだ12月20日(金)から22日(日)までの3日間限定で、11時から18時まで(最終日は17時まで)営業します。
JR篠ノ井駅東口より徒歩7分ほど、篠ノ井駅前商店街をまっすぐ進んだ突き当たり(まっすぐの通りが少しクランクになったところ)
駅前通りと北国街道の交差点にあります。度々、しののい まちの教室の会場にもなっているまちの円居 食の団欒 丸十さんより、
交差点の反対側、といえばいいでしょうか?しばらく空き店舗だった場所なのですが、以前は「クリーニング くぼた」さんというお店だったそうです。


篠ノ井駅前通りをまっすぐ進み、セブンイレブンやマツキを越え、しののい まちの教室会場としてもお馴染み、丸十、Orcheを超えた先の・・・


熊木住建さん(子どもの作文と熊の棟梁のイラスト)の看板が目印。


地図もつけておきますね。

ポップアップストア「ten」
営業日時:2013年12月20日(金)〜22日(日)11時〜18時(最終日は17時まで)
場所:388-8007 長野県長野市篠ノ井布施高田801-1
アクセス:JR「篠ノ井駅」東口より 駅前通りを東へ徒歩7分



午後授業「プロジェクトから場所を考える」

開催日時:2013年12月21日(土)14:00〜
(開場13:30、授業は2時間程度を予定しています)
講師:萩原修(デザインディレクター)
募集人数:35名(要予約)
参加費:1000円
会場:まちの社交場 暮らしの道具 Orche 2F(長野市篠ノ井布施高田846)

※ 授業内容は予告なく変更される場合がございます。
※準備の様子はFacebookイベントページでもお伝えしています!

>>>お申し込みはこちらから



また、場づくりの学びの一環としてイベントも開催します。テーマは恋愛と脳科学です。
こちらもあと少し空きがあります。

恋愛のはなし×脳科学
性別や年代、国をも越えて盛り上がる恋愛のはなしを脳科学の目線からみる恋愛講座「恋愛のはなし×脳科学」を開催。「チョコを食べると恋のスイッチが入りやすい」「好きな人とチーズフォンデュを食べろ」など恋愛必勝法などもご紹介。講師は信州大学准教授、有路憲一さん。普段は聞けない、恋愛のあれこれを聞きに、語りにきませんか?

日時:2013年12月20日(金)18:30~20:30
参加費:500円
定員:10人

講師:有路憲一
信州大学 准教授。専門は、認知神経科学、神経教育学、言語教育。
大学では『感覚で攻める英文法ゼミ〜覚える英文法から感じる英文法へ〜』『「考える」ゼミ』『脳の不思議を探る』などの授業を開講。現在、松本市や塩尻市を中心に、人や教育、つながりや食、場所などをキーワードに様々な活動を展開している。

お申込みはこちらからおねがいします。
  

2013年12月18日 Posted by しののい まちの教室 at 16:00お知らせ

12月授業テーマ「場所づくりはまちづくり」について/12月午後授業レポート10

しののい まちの教室 12月午後授業「プロジェクトから場所を考える」授業コーディネーターの瀧内です。
全12回にわたって「場の継続」についてのレポートをしていく第10回目。今回は12月授業テーマ「場所づくりはまちづくり」について。

しののい まちの教室は毎月第3土曜に午前午後に1授業ずつ開催していますが、1日を通じてテーマを決めています。
7月から順に、11月まで
「これからの仕事と暮らし」として、午前に「山暮らし まち暮らし」午後に「一つの地域にとらわれない生き方」を。
「地域の魅力、再発見!」として、「島ぐらしをたずねよう」「その場づくりは本当に必要?」を。
「見方を変えると世界が変わる」として、「考えるを考える」「何が見える?」を。
「生きることはつながること?」として、「ちゃんと悲しむ、ちゃんと見送る」「支えあうまち 繋がるまち」を。
「夢を実現させる方法」として、「ビジネスから場所を考える」「コミュニケーションをカタチにする」を開催してきました。

12月午後授業については、11月午前授業と連動して、場の継続について「お金」をテーマにした授業から引き継ぎ、
「人と地域」をテーマに一緒に考える授業、を開催するというのはお伝えしてきたとおりで、
午前授業では、高度成長期を迎える前の日本で、人の拠り所となっていた「お寺」をテーマに考える授業と、
(お寺と聞くと宗教の話として敬遠されがちなんだと、スタッフともども実感しているところなのですが)
午前と午後、両方に参加することで、きっと「場所」をつくっていく、上手くつかっていくことの大切さが見えてくるのではないか、そんな気がしています。

まちづくりということに関わるようになって、よく思うのですが、歴史を知らなすぎる!と感じます。
関わっている学生を見ていて、特に思います。
そこには、脈々と受け継がれてきた「暮らし」があり、そこへの尊敬の念がなければ、企画など本当はできないと思うのです。
お寺にはその歴史があります。まちを歩くと、必ず寺社があり、長く暮らしている人には濃淡はあれど、関わりがある。
そういうものを学んだ上で(少なくとも学ぼうという意識を持った上で)新しい場所をつくっていく、ということに関わっていきたい、
少なくとも僕はそう思っています。


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しののい まちの教室 12月授業「場所づくりはまちづくり」

12月午前授業「お寺に駆け込もう」

開催日時:2013年12月21日(土)10:00〜
(開場9:30、授業は2時間程度を予定しています)
募集人数:35名(要予約)
参加費:1000円
会場:金峯山 長谷寺
 住所:〒388-8014 長野県長野市篠ノ井塩崎878
 (最寄り駅:稲荷山駅から徒歩15分)
 (駐車場もございます。)
  >>>詳しくはこちら
(授業コーディネーター:岡澤慶澄)

※授業内容は予告なく変更される場合がございます。
>>>授業のお申込みはこちらから!


午後授業「プロジェクトから場所を考える」

開催日時:2013年12月21日(土)14:00〜
(開場13:30、授業は2時間程度を予定しています)
講師:萩原修(デザインディレクター)
募集人数:35名(要予約)
参加費:1000円
会場:まちの社交場 暮らしの道具 Orche 2F(長野市篠ノ井布施高田846)

※ 授業内容は予告なく変更される場合がございます。
※準備の様子はFacebookイベントページでもお伝えしています!

>>>お申し込みはこちらから  

2013年12月16日 Posted by しののい まちの教室 at 22:00授業について

12月午後授業店長にっき。「tenですること大公開!」

こんにちは。
店長のヒラシマです。

しののい まちの教室12月授業まであと1週間をきり、tenオープンまであと4日となりました。
店長にっき。はのんびり更新中なのだから、さぞかしスタッフものんびりなのだろうと思われるかもしれませんが、実は激動の日々を過ごしておりました。
お店の場所が変更になったり、tenの方向性を決めたり、tenのイベントが決定したり、フライヤーデザインが完成したり…。

今日は、この数日間に決まったいろいろをみなさんにご紹介できればなと思います。

まず、tenの場所が変更になりました。
場所は、篠ノ井駅をおりて商店街をまっすぐ歩いていくと見えてくる、白い壁の元クリーニング屋さん。
みんなで掃除して、磨きをかければすてきなお店になるであろう場所をみつけることができました。

そして、tenの方向性が決まりました。
tenを作ることになったことは最初の店長にっき。でお伝えしたとおりなのですが、具体的に何をするのかまだ何もお伝えしていませんでした。

tenは、まちの教室の授業に関連した本がならび、そこからさらにいろいろな方向へと興味を広げてくれる本を集めて展示します。
これは、まちの教室のコーディネーターの方にお願いして、授業をつくるときに参考にした本、授業をつくるヒントになった本、インスピレーションを受けた本などを貸していただくことになっています。
またコーディネーターの方だけでなく、何人かの方にも声をかけて、暮らしの本やまちづくりの本、ときには漫画なども貸してただこうか…など企み中です。

「本と人と、まちのつながりがゆるやかに始まる場所としてできたポップアップストア」として企画を考えています。
本を売るのではなく、貸してもらったものを展示する。そして、お客さんがそれを手にする。すると、持ち主が線をひいたところ、擦り切れているところ、折り目がついているところなんかを見つけて、すこし本の持ち主の背景やストーリーが見えてくる。
…人が本とつながって、本の裏にいる人ともつながることができるのではないかと思います。

またtenには本だけでなく、お店には12月午後授業の講師、萩原修さんの関わる西荻紙店やつくし文具店の商品などを販売します。
この前、萩原さんの活動拠点を見てきたときに出会った、あの商品たちがtenにくるというのはなんともいえない嬉しさがあります。
西荻紙店で「ふせん」を、つくし文具店では「つくしメモ」「つくしえんぴつ」を買ったわたしですが、どれもお気に入りで愛用しています。みなさんにもはやくご紹介したくてうずうず。そしてはやく商品がこないかなあとわくわく。

そして最後に、tenオリジナル商品について。
tenという響きから、頭にうかぶ漢字はいろいろあります。例えば、点。展、店、典、転。
それをヒントに、「ten」にまつわる商品を作ろう、探してこよう。ということになりました。
もしかしたらそれは、水玉のついた小さいグラスかもしれないし、tenをイメージしたカードかもしれない。
何がでてくるのか、まだ見えない、想像もつかないものがオリジナル商品として並ぶ予定です。
現在、まなとふくちゃん、瀧内さんとわたしというチームに分かれてオリジナル商品を準備中。ぜひ、お店にきて、見にきてくださいね。

さあ、そして気になるtenのイベント。
このわたしヒラシマが、妄想癖があるというある一部の方からの指摘から、派生して開催されることになった、「恋愛のはなし×脳科学」。講師は、信州大学 准教授 有路憲一さん。
大学では、「感覚で攻める英文法ゼミ~覚える英文法から感じる英文法へ~」「考えるゼミ」「脳の不思議を探るゼミ」などがあり、英文法から脳科学まで幅広い授業をもっている方を講師としてお呼びしました。

講師の有路さんはわたしの恩師でもあるのですが、わたしの知る教授のなかで一番おちゃめで、一番フレンドリーで、一番恋愛好きな方です。笑。

なぜ私が今回、恋愛講座のイベントに有路さんを講師として呼ぼうと思ったかというと、有路さんの人柄(恋愛話好き)と、有路さんの授業である「脳の不思議を探るゼミ」で、恋愛講座を開いていたことを思い出したからです。
脳科学からみる恋愛スキル、恋愛の見方は新鮮で実践したいものばかり。(「好きな人とチーズフォンデュを食べろ」なんて聞いたことありますか?)
ぜひあれを篠ノ井で、このtenで!と思ったわたしは、このイベントの開催にふみきったわけです。

有路さんのおもしろさは、知る人ぞ知る、ですが、百聞は一見にしかずです。
ぜひ恋愛のはなしと脳科学のはなしが合わさる瞬間に、お立合いください。(有路さんにもぜひ、会いにきてください!)
10人という少人数のイベントなので、濃い恋のはなしや愛のはなしができるのではないかと、思っています。
ただ聞いていたい、という方ももちろん大歓迎です。

だだだだーと、tenのあれこれについて書いてしまい、申し訳ありません。
すこしでも、「あ、なんかおもしろそう」と思っていただければ幸いです。

12月午後授業スタッフ、tenの準備だけでなく、授業の準備も必死にすすめています。
あっぷあっぷのひやひやですが、どこかで楽しんで(数日後にこれをみたら削除したくなるかもしれませんが)準備しています。

本と人と、まちがつながる。
そんな瞬間を実現させたいと思ってtenはいま進んでいます。
これから4日間は、tenの掃除、オリジナル商品作成、商品運び込み…とやることは山積みです。でも、なかなか見えなかったお店の全貌が、やっと見えてきた気がします。

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イベントの申し込みはこちらから。

【恋愛のはなし×脳科学】
性別や年代、国をも越えて盛り上がる恋愛のはなしを脳科学の目線からみる恋愛講座「恋愛のはなし×脳科学」を開催。「チョコを食べると恋のスイッチが入りやすい」「好きな人とチーズフォンデュを食べろ」など恋愛必勝法などもご紹介。講師は信州大学准教授、有路憲一さん。普段は聞けない、恋愛のあれこれを聞きに、語りにきませんか?

日時:2013年12月20日(金)18:30~20:30
参加費:500円
定員:10人

講師:有路憲一
信州大学 准教授。専門は、認知神経科学、神経教育学、言語教育。
大学では『感覚で攻める英文法ゼミ〜覚える英文法から感じる英文法へ〜』『「考える」ゼミ』『脳の不思議を探る』などの授業を開講。現在、松本市や塩尻市を中心に、人や教育、つながりや食、場所などをキーワードに様々な活動を展開している。

お申込みはこちらからおねがいします。
  

2013年12月16日 Posted by しののい まちの教室 at 19:00お知らせ